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keimizumori

Author:keimizumori
早稲田大学理工学部卒業後、1992年に渡米。芸術・文化・社会問題で新聞・雑誌等に寄稿するジャーナリストとして活動後、 2003年に帰国。「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組み、科学的洞察力を養う解説を行うナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆活動に加え、各種セミナー・イベント等をプロデュースしている。
著書に『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。


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リバース・スピーチ ~ ロック音楽は悪魔に呪われている?

 1980年代前半、ロック音楽にはリスナーの知らないところで悪魔的な隠しメッセージが刷り込まれていて、若者を潜在意識(サブリミナル)で呪い、セックス、ドラッグ、犯罪へと向かわせているという噂は世界的に広がっていました。そして、それを聴いたほとんどの人が納得してしまうだけ、顕著に現れる例が存在したことから、アメリカでは議員、宗教指導者、学者らを交えて、大論争が繰り広げられました。そして、ロック音楽に含まれる隠しメッセージに関して、警告文の記載を義務化すべきかどうか、連邦議会で議論されました……。
 ところで、このブログの「リバース・スピーチ」のカテゴリーにおいては、リバース・スピーチの概要と具体例を時々報告していきたいと思います。
 リバース・スピーチ(RS)とは、ヒトの声を録音して逆再生すると、反転メッセージが自然に刻み込まれてしまう不思議な現象で、オーストラリアのデイヴィッド・ジョン・オーツ氏が発見しました。
 ビートルズは、その十数年前にバックマスキングという録音技術を取り入れて、逆再生してはじめて聞き取れる隠しメッセージを意図的に加えていましたが、RSはそれとはまったく異なります。それは、意図的に隠しメッセージを加えたのではなく、発言者(ヴォーカル)の無意識が自然に生み出してしまう現象です。
 しかし、当時は、オーツ氏を除いて、そんな不思議な側面を理解し、検証する人はいませんでした。そして、反社会的な傾向が強かったロック音楽は、保守的な人々から過剰に非難されることとなりました。
 では、当時最も批判の矢面に曝されたレッド・ツェッペリンの『Stairway to Heaven(天国への階段)』を実際に聞いてみましょう。

 レッド・ツェッペリンは、バックマスキングを行っていなかったのですが、逆再生しはじめてすぐ(曲の最後部)にも、実に驚くべきメッセージが現れていました。

And she's buying a stairway to heaven.
(そして彼女は天国への階段を買う。).

 という歌詞の裏で、まるでリスナーに呼び掛けるように、

【Play backward. Hear words sung.】
(逆再生するんだ。歌詞に耳を傾けろ。)

 というメッセージが聞きとれたのです。


(通常再生のあとに逆再生、そのスロー&もう1回/mp3)

※再生できない場合
(mp3)をダウンロード


 そして、曲の中盤では、次のような歌詞があります。

If there's a bustle in your hedgerow, don't be alarmed now,
(もし君の家の生垣がざわめいても驚いてはいけない)

It's just a spring clean for May queen.
(それは五月祭の女王を迎えるための春の大掃除なのだから)

Yes, there are two paths you can go by, but in the long run N' there's still time to change the road you're on.
(そう、君が行く道は二つあるけど、結局、今君がいる道を変える時はまだあるのさ)

 この部分を逆再生すると下記のように聞こえます。

【Oh here's to my sweet Satan!
(おお、私の愛しい悪魔に乾杯!)

The one whose little path would make me sad, whose power is Satan.
(その存在の小道は私を落胆させる――その力は悪魔)

He will give those with him 666.
(彼は人々に666をもたらす)

There was a little tool shed where he made us suffer, sad Satan.】
(小さな道具小屋があって、そこで彼は我々を苦しめた、哀れな悪魔)

 実際にこの部分を通常再生した音声と逆再生した音声がこれです。


※再生できない場合
(mp3)をダウンロード


 因みに、「666」は新約聖書のヨハネ黙示録13章18節に、獣の数字として記されていて、
欧米では俗に悪魔的な数字とみなされていることは皆さんもご存じと思います。
また、4行目の道具小屋(tool shed)を意味する別の単語には、「toolhouse」があります。
ジミー・ペイジは、魔術師アレイスター・クロウリーが1899 年から 1913年まで暮していた屋敷「ボレスキン・ハウス」――スコットランド北部のネス湖東岸にある――を1971年から20年間所有し、1985年頃まで実際にそこで暮らしていましたが、奇しくも、その屋敷の別称が「toolhouse(道具小屋)」だったのです。

 また、判別しがたいものですが、「それからは逃れられない。俺は歌う。悪魔とともにいるから。人々は悪魔のために生きねばならない」と聞きとれる箇所もありました。

 つまり、レコーディングの時に、バックマスキング技術でメッセージが加えられた事実は
なかったにもかかわらず、逆再生すると、ありえないはずの言葉が、聞こえてきたのです。
しかも、悪魔的なメッセージが…。

 これはどのように解釈したら良いのでしょうか? ロバート・プラントとジミー・ペイジに、クロウリーを介して悪魔が乗り移っていたのでしょうか?

今後、具体例を含めてリバース・スピーチの驚異をお伝えしていきたいと思いますが、RSは音楽の逆再生に限らず、ヒトのスピーチを逆再生してもそれは現れるのです。さらに、それは日本語においても例外ではありません……。

 筆者は、1990年代末頃にこの現象を知り、オーツ氏への取材を経て、学研『ムー』誌2001年4月号にてレポート。以来、自身のホームページをはじめ、著書『超不都合な科学的真実』(2007年11月徳間書店刊)や雑誌『SPACESHIP vol.3』(2008年9月ナチュラルスピリット刊)等で最新事例を紹介してきました。近年、日本語リバース・スピーチも自ら発見・分析し、専用サイトを開設していて、今日に至ります。(そのうち書籍にてRSの全貌を報告致します。)
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