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keimizumori

Author:keimizumori
早稲田大学理工学部卒業後、1992年に渡米。芸術・文化・社会問題で新聞・雑誌等に寄稿するジャーナリストとして活動後、 2003年に帰国。「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組み、科学的洞察力を養う解説を行うナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で農作業を通じて自然と触れ合う中、研究・執筆活動に加え、各種セミナー・イベント等をプロデュースしている。
著書に『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研パブリッシング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。


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波動的視点による生命・自然現象から反重力まで~③爆縮(インプロージョン)

 潜水艦が水中で前進する際、スクリューから小さな泡が発生します。この泡は水が気化したものです。スクリューの表面、つまり、進行方向の側では、大きな水圧を受けます。一方で、スクリューの裏面では、構造上、軸とプロペラ部との接合部分近くに窪みがあり、そのポケット部分では圧力が下がります。

水は温度が上昇すると気化しますが、温度が一定に保たれていれば、圧力が低下すると気化します。スクリューにおいては、表側と裏側で水の圧力差が大きくなり、水圧の低いところで、気化現象が起こります。水は気化すると、体積が1000倍以上になります。スクリューの裏側で生じた気体の塊は、周囲の冷たい水に取り囲まれます。冷たい水に接した気体は、一気に冷やされ、次の瞬間には液体に戻ります。この時、気体は周囲の水から強烈な圧力を受け、一気に体積が1000分の1以下に圧し潰されるので、物凄い負荷がかかります。これが爆縮現象(キャヴィテーション)で、頑丈に作られたスクリューでも、裏面はどんどん破壊され、定期的に交換が必要になります。

これは、水道管のように、逃げ場のない狭い空間においては、場所によって水圧が変化しやすく、顕著に発生します。例えば、一気に蛇口を開閉することで、圧力の高まる部分と、下がる部分と差が発生しますが、深刻な問題を起こすのは、圧力が下がる部分で、気化による気体空間の発生と、その次の瞬間の爆縮の発生で、水道管の破裂などを起こします。これは、ウォーター・ハンマーと呼ばれる現象です。

 キャヴィテーションもウォーター・ハンマーも、いわば障害物=フィルター部での圧力差(体積差)によって起こる現象ですが、低圧による爆縮のパワーは強力です。永久機関を作り出したジョン・キーリーのような発明家たちは、大きな体積差を伴う「液体⇔気体」においてこれを利用しました。しかし、その後、キーリーは、これを「気体⇔気体」でも可能にする方法を発見しました。
因みに、キーリーは、圧力の低下で発生する気体をエーテル又はエーテル蒸気と呼びました。そのエーテルは、空気とは異なりますが、加熱によって気化した水蒸気とも性質が異なることに気付いた背景があったからです。

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