この世界に存在する物質は波でできていると思われます。
これまでの物理学の考え方で行くと、我々は物質を手で触れることができるのは、万物は原子でできていて、原子の外側にはマイナス帯電した電子があるから。我々の身体も原子という物質でできていて、外側にはマイナスの電子がある。だから、物質を触ると、マイナス同士の反発力が生じて、抵抗を感じる。他の物質と融合したり、すり抜けたりしない。そんな考え方があったように思います。
しかし、物質は波でできていて、定常波を生み出しています。定常波は、例えばクントの実験で物質粒子を集めることができるように、物理的な抵抗を生み出します。我々が物質を触れる背景には、そんな定常波の存在もあるように想像しています。
原子の構造は、実のところ、まだまだよくわかっていないと思います。特に原子核のことは不明で、よくわからないですが、この世界、そして、物質を特徴づけるのは、電子だと思います。電子は球面波を発していて、定常波を生み出していると思われます。だから、定常波には節と腹が繰り返し生まれます。
この写真は、2008年にスウェーデンのルンド大学の科学者が動く電子を動画撮影したものです。これを見ると、やはり、そうなのではないかと思います。モーリス・コッテル氏は、電子は丸くコイル状になっているという説を唱えていて、見た目においては説得力があるのですが、コイル状というよりも、同心円のように思えます。そして、個人的には、この世界はシンプルにできていると思っているので、定常波説を支持したいと思っています。
なぜ定常波が生まれるのか? 実は、それは長らく否定されてきたエーテルが存在するから・・・ということになりそうです。21世紀に入ってようやくコンピューターシミュレーションが行われ、定常波圧縮現象の詳細が分かってきたので、見えてきました。
但し、拙著で紹介したロシアのユーリ・イワノフ博士の3次元的な収縮ではなく、運動方向のみのローレンツ収縮で正解だったというのも分かってきました。そして、エーテルと言えば、ダークマターやダークエネルギーに通じます。