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keimizumori

Author:keimizumori
早稲田大学理工学部卒業後、1992年に渡米。芸術・文化・社会問題で新聞・雑誌等に寄稿するジャーナリストとして活動後、 2003年に帰国。「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動を行っている。
著書に『世界を変えてしまうマッドサイエンティストたちの【すごい発見】』、『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研マーケティング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。


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「反重力」の超法則

グレベニコフ博士の空飛ぶ反重力プラットフォームの詳細とその考察、そして、既刊書『ついに反重力の謎が解けた!』のアップデート情報を含めた本書、発売中です。どうぞご一読頂けましたら幸いです。



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天才発明家ジョン・キーリー

先週、以下のような内容で『ケイ・ミズモリ不定期メルマガ(無料) 2022年4月号』を配信しました。
購読希望者はmizumoriアットマークkeimizumori.comまで、件名に「メルマガ希望」、メッセージ欄にお名前を記載して送信いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。


皆さま、こんにちは。ようやく暖かくなり、私は畑仕事で忙しくしているところです。
さて、今回はジョン・キーリーの話をしたいと思います。
ジョン・キーリー(1837-1898)は米フィラデルフィアの発明家で、史上最大のイカサマ師という評価もありますが、私は、史上最も注目すべき成果を残した人物と思っています。
彼は音叉や楽器を鳴らし、その音波信号による共振現象を利用して、水や空気(エーテル)を循環させるような高出力エンジン(モーター)を作りました。また、重量物を空中に浮揚させるだけでなく、逆に地面にめり込ませるような反重力・過重力実験にも成功しました。キーリーは、化石燃料を使用した蒸気機関を使わず、電気もメインには使用せず、従来の物理学では説明できない世界、いわば全く新しい「共振物理学」を世界に示したのです。
キーリーは投資家や新聞記者、物理学者たちの前で繰り返し実演を行い、当時の人々の度肝を抜きました。大富豪たちは設立されたキーリー・モーター会社の株をこぞって買い、世界的に有名な発明家となりました。そして、近い将来、米東海岸の鉄道はキーリーのエンジンを使って高速で走るようになり、航空機の開発や宇宙進出すら論じられました。
周囲の人々がキーリーに相応しい環境を与えていれば、キーリーのエンジンが世界を席巻し、より高度な文明が発展し、環境問題も生じなかったかもしれません。我々はそこで完全に道を誤ってしまった可能性すらあります。しかし、歴史を振り返れば、残念ながら、製品化を待てなかった投資家、不信感を抱く記者や学者らによってキーリーは潰されたと言っても良いでしょう。
そもそもキーリーが行ったことは、誰が見ても魔術のようなものでした。とても小さなエンジン(例えば、1リットルの水)からなぜ膨大な出力が得られるのかまったく分かりませんでした。エジソンはキーリーの発明に眉をひそめ、若きテスラは嫉んでいました。誰にも原理が分からず、素直に受け入れることはできませんでした。
キーリーには助手がいましたが、本人以外に彼の理論を理解できる者がいなかったため、開発を効率的に進めることはできませんでした。次々とアイディアが浮かび、中途半端に次の研究に向かってしまうようなこともありました。また、資金的な問題で、過去に作ったエンジンを鉄くずにして売っては、次の製品を作るといったこともあり、十分な証拠・記録も残りませんでした。晩年、キーリーは自分の異色な共振物理学をきちんと体系化すべく、研究を進めましたが、結局、それは完遂しませんでした。
批判的な記者や学者らは、建物のどこかに圧縮空気を閉じ込めるタンクが隠されていて、そこから空気が送り込まれ、エンジンが動いているのだと考えていました。実のところ、その可能性を否定しがたい中空ワイヤーが研究室で発見されたり、彼の死後、地下室から大きなタンクになりうるもの(中空の巨大鉄球)や配管等が発見されたことから、キーリーはイカサマ師だったとする記事が新聞に載り、急速に世間から忘れ去られていったのです。
しかし、空気を圧縮するコンプレッサーは発見されませんでした。圧縮空気が利用されていたとしても、3トンもの鉄の塊を空中に持ち上げたり、大砲を打ったり、説明できないことばかりでした。
キーリーは子供の頃から音楽や音に関心があり、ある時期から、様々な物体を上から吊るして、様々な音を発しては共振する物体を見つけ、その物質と音(周波数)との関係性を探ることを行っていました。彼の研究所にはクラドニ・プレートがあり、ハンス・ジェニー(1904-1972)らが登場する以前から、エルンスト・フローレンス・フリードリヒ・クラドニ(1756-1827)の音響学を研究していたことが知られています。つまり、共振現象についてかなりの知識がありました。
また、反重力にまつわる過去の伝承、記録、他の研究者の事例など、様々な予備知識のある人間から見れば、かなりの研究者でない限り知りえない情報に基づいて開発を行っていたことが分かります。
例えば、ヴィクトル・シャウベルガー(1885-1958)との共通点は見逃せないところです。二人とも従来の科学用語を使わず、独自の言葉で自分の理論を説明し、独特の球形・卵型の装置を作り、最初は水、その後は空気・エーテルを利用した装置を作り、反重力実験に成功させました。キーリーは音波に注目したものの、爆縮作用を組み込んだと思われる流体サイクルによる加速等、類似点は多くみられます。
キーリーが作り上げた小さな機械パーツを見るだけで、なぜ当時こんなことまで分かっていたのか、なぜこんなパーツを作ることができたのか、といった驚きが生じます。研究者でなければ分からない部分が多々あり、何も知らない人がイカサマ師だと言っていたのだと感じられるのです。そんなこともあり、キーリーの共振物理学に関しては、今でも世界中の研究者たちが熱心に究明しようとしています。
キーリーの発見が本物であれば(いや、本物と思われるため)、今から150年ほど前、キーリーの技術・知識が世界に普及しなかったことは人類にとって悲劇でした。キーリーは、古代人が知っていた音波による共振技術の秘密を理解し、自然の力を引き出すことに成功していたと考えられるのです。しかし、150年経った現在、我々はジョン・W・キーリーという発明家の名前すら忘れかかっています。過去の様々な医療関連の知識・技術もそうですが、まさに人類を救う発見は数多く存在していました。そんなことを振り返ると、我々はとことん馬鹿者なのだと思えてしまいます・・・。


活動開始

ようやく春らしい暖かさがやってきました。
約1か月前にジャガイモを植えて以後、庭の畑の準備です。去年植えたものが放置されたままで、それを整理して、これからタネ撒きをしようとしているトウモロコシや枝豆等のスペースを確保。トマト、ナス、ピーマン等の苗は育てつつあります。
去年、収穫できたみかんの木ですが、この冬の寒さにやられて、死にかかっています。この冬は、なんだかんだ氷点下5度に達する日が何日かあったので、寒さ対策が不十分で、失敗。復活を願いつつも、今度は屋内に取り込めるように、鉢植えみかんも始めました。
さて、現在の自分の研究ですが、二つのことを同時に進行させています。一つは、失われたロイヤル・レイモンド・ライフのガン療法の技術復活に向けたものと、反重力関連です。後者においては、特に環境が重要なので、できることが限られますが、どんな準備が必要か、洗い出して、ハードルの低いことからスタートさせようとしています。ただ、現実的には気になる部分、引っかかる部分をクリアさせるべく、文献に目を通すレベルです。それでも、一時はあきらめ、何年か止まっていた状態から、少しだけ動き出した感じです。


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