先日、下記のようなメルマガ3月号を配信しました。
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〇火の路
皆様、こんにちは。
首都圏では緊急事態宣言が延長されました。私は、少し早めにジャガイモを植えて、夏野菜の撒種・育苗に向けて準備を始めているところですが、急に雨が多くなり、畑も湿っていて、ほとんど準備ができていない状態です。
この冬の間、パソコンに向かう時間が多くなっていました。自然電磁波を乱す、人工電磁波の影響を長く受け、前傾姿勢が続くと、鬱傾向になったり、呼吸効率低下が起こりがちです。私の場合、若い時に呼吸器を痛めたこともあり、胸に違和感が出がちなので、そんな際は、乳香のエッセンシャル・オイルの周波数を浴びるようにしています。そうすると、胸の違和感も半日程度で消えていきます。また、同じ乳香のエッセンシャル・オイルの周波数をホログラム・ステッカーに照射し、それを貼ればこりにも効果的です。香りは楽しめませんが、高価な現物を買う必要がなく、減る心配もないので、非常に重宝しています。
因みに、乳香のエッセンシャル・オイルの周波数は147MHzという極めて高い周波数を発するため、それを照射可能な機械は限られますが、Spooky2のGX機では可能です。ただ、基礎的な知識が必要ですので、基礎コースを修了して、応用コースにおいて、エッセンシャル・オイルの高周波数を稼働できるように教えています。
さて、それではメルマガの本題に入りたいと思います。
先日、ブログで850ページ近い長編小説を読んでいたという話をしました。既に読み終わりましたが、それは7~8世紀頃に作られたと考えられる「飛鳥の石造物」の謎に迫った松本清張の『火の路』でした。それらの異質さに興味を抱いた清張は、徹底的に調査・研究を行い、自説を展開するにあたり、主人公を東大の助手として、記事や論文を小説の中で発表する体裁をとりました。そして、一連の石造物からはゾロアスター教の影響が垣間見え、益田岩船のような巨石は、拝火台だったのではないかと考えました。
因みに、私の注目点は時代背景や石質、設置状況などにあり、素直に小説を楽しむというよりも、小説を通じて何か新たな発見があるかもしれないと考えて読んだところがありました。
古代の石造物というと、何千年も前のはるか昔に古代人が作り上げたものというイメージが強いと思います。あまりにも時代がかけ離れていて、様々な想像を掻き立てます。しかし、謎とされる石造遺構で、新しい類のものは6~8世紀頃に集中しています。その時代は、国内に限らず、特別なものであったように感じています。
飛鳥の他、兵庫県の生石神社の巨石も6世紀、熊本のトンカラリンも7世紀頃に作られたと言われています。海外では、イースター島のモアイ像もボリビアのプマプンク遺跡(ティワナク)も6~8世紀頃に作られたとされています。文明と言えるレベルではないかもしれませんが、その時期、異質な新しいものが生まれながらもすぐに消えてしまったように思えます。
確かに、清張が考えたように、ゾロアスター教が伝わるとすぐにイスラム勢力が拡大して消えていくという時代と重なります。ただ、気になるのは、巨石の加工・運搬技術の他、トンカラリンのような特別な石組み法も布教活動の一環として簡単に放出・伝播されたのか、そして、アジアを超えた地域への伝播の問題です。
とはいえ、ゾロアスター教伝播説の興味深い点として、奇術師のような人たちがいたというところでしょうか。どの学者もそれを真に受けていないようですが、もしそれが本当だったとしたら、意外と簡単に様々な謎が解けてしまう可能性があるのですが、そういうことは大きすぎる飛躍として想定すべきでないということになるでしょう。
フィリップ・キャラハン博士は、聖地の石造物や巨石遺構においては、常磁性の岩石が多用されており、そのために古代人は近隣の非常磁性の岩石ではなく、わざわざ遠方から常磁性の岩石を運んだのだと主張しました。そして、常磁性岩石を特別な形状に組み上げ、太陽光を利用することで、引き出せるエネルギーがあることを示しました。それは拙著『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)で詳述した通りです。
ただ、私も独自の研究によって、石は設置環境、方角、時間帯、常磁性を超えた磁性等によってもさらに特別な効果を発揮することを発見しています。しかし、それでも世界中に用途不明な石造遺構が多々あり、石の特性の利用が具体的にどのような実益に結びついていたのか、まだほとんどが謎のままです。
個人的には、そんな知識は、一部であれ、奇術として一般に披露されることもなかったと考えます。そう考えると、まったく何の手掛かりもなしということになります。
とはいえ、『火の路』は異例な小説として十分に楽しむことはできましたので、古代ミステリーブームの火付け役となった松本清張の本作品、皆さんもいかがでしょうか?