古代人は、ほとんどの場合、自然の観察に基づいていろいろなことを学んできた。
例えば、野生動物たちは健康を害すると、土、中でも粒径の小さい粘土を食べる。特に草食動物に典型的だけど、鳥や蝶なども粘土を食べる。生活の中で食べ物を得ることはもっとも重要なことなので、本能的に胃腸のケアを行ってきたと言える。チンパンジーなどは、表面がザラザラの葉っぱを噛まずに飲み込んで、寄生虫を引っ掛けて排泄させるのはお見事である。
世界中で我々も土・粘土を食べたり、整腸剤としての粘土を摂取してきたのは、そんな動物たちの観察に基づいていると言える。因みに、整腸剤のいくらかにはカオリンのような粘土が含まれています。
フルーツは、一般的に、毒が含まれないことが多く(動物たちが食べているかどうか、それも参考にしたと思うけど)、栄養に富んでいる。樹木にとって、果実を動物に食べてもらって、いくらか離れた場所で、発芽の機会を得ることは大切なので、美味しい果実を実らせることで、動物をおびき寄せ、生き残りの術を得ているとも言える。
雨季と乾季の関係で、果実が乏しくなる季節、動物たちは草や木の葉などを食べ、果実ほどビタミンもミネラルも摂れなくなる。そうなると、ミネラル補給として、動物たちは土や粘土を食べる頻度が高まる。同時に、草や木の葉には、アルカロイドが多く含まれるので、解毒を助けるべく、やはり土や粘土を食べることで整腸を促す。草食動物が土を多く食べるのは、アルカロイドを含む食べ物を多く摂取せねばならないからと言えるでしょう。
中南米のインディオの間では、侵略してきた白人に対して秘密にしてきた生活の知恵がいくつかある。その一つは、土や粘土を団子状にして持ち歩き、それを食事の際に水に入れて、泥水を作り、食べ物をそれに浸して食べる習慣だ。これは、彼らにとって健康維持のために大事なことで、白人は長年教えてもらえなかった習慣の一つだった。
それから、古代人は星の観察を行った。
明るい昼間に狩猟や農業などのほとんどの活動を行って、暗くなったら寝て、日の出とともに起きる。庶民はそんなレベルだったと思う。ただ、集団の規模が大きくなり、長老たちが定期的に会合を開くぐらいのレベルになると、仕事の役割分担も出てきて、生活の質を改善させる方向性も現れるようになったのだと思う。シャーマンのような仕事の他に占星術を研究する人たちも出てきたと思う。そして、植物の発芽や成長が月の影響を受けているように、他の惑星とも関係していることに気付いた。また、昆虫も惑星の影響を受けていて、害虫駆除に関して、例えば、古代マヤの人々は、古代版ラジオニクスを利用していたことが1970年代になってようやく白人にも知らされた。
現代人からすれば、当時の人々は貧しく見えるかもしれないけど、新聞もテレビもインターネットもない時代においては、無駄な時間を使うことがなく、「本当に大切なこと」=「自然観察」を通して学ぶ時間が十分に取れたことは大きかったと思う。
7月18日(土)のトークライブ『
未解決ミステリーに挑む 超不都合な驚知トーク 2015』において、私は謎とされてきた古代人のテクノロジーと知恵に関してお話しします。地球外文明との接触の可能性は否定しませんが、外の世界から学ばなくても、自前で持ち得た技術と知恵もいくらかあります。それらに対して、現代人が驚異に感じてしまう理由は、実は、我々が近代的なライフスタイルを確立して、自然観察を怠ってきたことにあります。とはいえ、それは私のプレゼンテーションの背後で読み取ってほしい部分であって、表向きは古代の超テクノロジーの話になります。メディアでは伝えられないような内容で、誰でも簡単に入っていける、楽しくエキサイティングなライブになると思います。濃い内容で時間ぎりぎり詰め込みますが、今回は、少々時間的に制約があるので、反重力に関係した残りの部分は次回作で書こうかと考え、準備しているところです。
7月18日(土)13:30-16:30 @東海道かわさき宿交流館 4F 集会室
『未解決ミステリーに挑む 超不都合な驚知トーク 2015』
出演者: 山口敏太郎、北芝健、水守啓(ケイ・ミズモリ) / 司会: 水木ノア
詳細とお申込み:
http://www.keimizumori.com/events.html