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keimizumori

Author:keimizumori
早稲田大学理工学部卒業後、1992年に渡米。芸術・文化・社会問題で新聞・雑誌等に寄稿するジャーナリストとして活動後、 2003年に帰国。「自然との同調」を手掛かりに神秘現象の解明に取り組むナチュラリスト、サイエンスライター、代替科学研究家。 現在は、千葉県房総半島の里山で自然と触れ合う中、研究・執筆・講演活動を行っている。
著書に『世界を変えてしまうマッドサイエンティストたちの【すごい発見】』、『ついに反重力の謎が解けた!』、『底なしの闇の[癌ビジネス]』(ヒカルランド)、『超不都合な科学的真実』、『超不都合な科学的真実 [長寿の謎/失われた古代文明]編』、『宇宙エネルギーがここに隠されていた』(徳間書店)、 『リバース・スピーチ』(学研マーケティング)、『聖蛙の使者KEROMIとの対話』(明窓出版)などがある。


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学研『ムー』6月号

学研『ムー』6月号(5月9日発売)において、『古代中国で起こったUFO墜落事件の真相 ― 謎の民族ドロパと円盤オーパーツ』を報告いたします。
過去、中国では宇宙文明に関連した様々な事件がありましたが、お国柄というべきか、情報はなかなか外部に漏れ出ることはありませんでした。そんな中、新しい情報ではありませんが、いくらか証言が得られ、詳細が見えてきた事件があります。それは、中国版ロズウェル事件とも呼ばれた、UFO墜落事件&宇宙人帰化部族に関するものです。今回、信憑性を含めて、新たに検証し直しましたので、ご報告致します。


http://gakken-publishing.jp/mu/mu/next.html

The-Dropa-Stones.png
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二毛作

今年は例年よりも冬が厳しく、南房総でも田植えがまだ完了していない。というか、ようやく本格始動したところ。早い年は、3月半ばを過ぎると田植えが始まり、4月前半には大体終わり、GW時期に田植えするのは、サラリーマン兼業農家というところかもしれない。それぐらい、全国的に南房総では田植えが最も早いエリアの一つとして知られています。

実は、今日、2泊3日で出掛けていた群馬から帰ってきた。利根川沿いの館林から藤岡に至るまで、ドライブしながら周囲を見てきましたが、この時期、植わっていたのは麦。まだ、穂はわずかにしか出ていない。あと1・2ヶ月はかかるのではないか? そう思ったら、案の定、収穫まではそのぐらいを要するようで、その後(6月中旬ぐらい)に田植えを行うという。つまり、二毛作。

群馬は千葉よりも北で、内陸とはいえ、それほど距離が離れている訳ではない。ただ、二毛作にするためというか、群馬の異常な夏の暑さもあって、田植えも大幅に遅らせた方が安全というのとマッチして、二毛作が多いようです。

南房総では、麦はほとんど目にしません。裏作なしで、稲のみというところが多い。そんな環境にいることもあって、日本でも最も田植えの遅いエリアの群馬に行くと、景色が全然違うので、違和感です。実は、何度か群馬には出掛けていて、以前から気になってはいたのですが、現地の人からすると、それで当たり前という感じで、環境の違いは大きいですね。

因みに、利根川沿いの群馬では、今、菜の花が見ごろでした(南房総では、花は散ってタネが膨らんでいる時期です)。

リバース・スピーチ ~ 偶然は重ならない!

リバース・スピーチ現象は偶然の一致なのでは? そう疑う人もいるでしょう。
確かに、そのような傾向は否定できません。つまり、通常再生時の音(おん)の羅列が、逆再生時に偶然に意味のある言葉として聞こえるケースです。
できるだけ分かりやすく説明するために日本語で説明しましょう。

nakajimamiyuki-cd-s.jpg

例えば、中島みゆきの『悪女』の歌詞には、「男と」という言葉が現れます。


これを逆再生すると、やはり、【男と】と聞こえます。


実は、「男と」をローマ字表記すると、「OTOKOTO」となります。これは、前から読んでも後ろから読んでも音的に同じです。そのため、逆再生で「男と」と聞こえるのは不思議ではありません。また、誰が発音しても、逆再生時に同じように聞こえます。つまり、これらはリバース・スピーチとしては除外すべき例、又は表音依存度が高すぎる例と言えます。

しかし、同じ『悪女』の歌詞には、「女のつけぬコロンを買って深夜の茶店の鏡で」という個所もあります。この中で、

深夜の

を逆再生すると

【そない無理し】

と聞こえ、

女のつけぬ

を逆再生すると

【胸膨らむの】

と聞こえます。

これらに関しては、「男と」の場合とは異なり、同じ歌詞を他の人に歌ってもらい、録音後、逆再生してみても、
必ずしも「そない無理し」や「胸膨らむの」が現れる訳ではありません。音(おん)としては、近いものが現れるとしても、中島みゆきのように、聞き取れるフレーズを再現するのは至難の業です。

歌ったり、喋ったりする人物の発音、アクセント、抑揚など、特別な条件が揃って初めて生成されるのです。
このように、リバース・スピーチは通常再生時の表音に依存しやすいものの、その程度はまちまちで、表音依存度が低くなるほどリバース・スピーチの特異性が際立ってきます。


つまり、表音依存度の高いリバース・スピーチは、「男と」のように、偶然として一笑に付されても致し方ないと言えますが、表音依存度の低いリバース・スピーチは、偶然を超越して、特別な条件が揃った時に初めて生成される特異性を備えています。
実際のところ、同じ人物が同じ内容を繰り返し喋っても、常に同じリバース・スピーチが現れる訳ではなく、その時に込められた感情によって、表音とは乖離したさまざまなリバース・スピーチが現れます。

誰もが想像できるように、偶然によってのみリバース・スピーチが生まれるのだとしたら、それらは、表で語られる内容とは無関係に、音(おん)が一致した言葉のみが逆再生時にランダムに現れるはずです。ところが、「そない無理し」や「胸膨らむの」といったリバース・スピーチは、奇しくも曲の主人公の心理状態を如実に反映しているのです。

これこそが驚愕すべきリバース・スピーチの特異性で、その判定に際して、筆者は表音依存型なのか、自立型(表音乖離型)なのかどうかを判断材料としています。つまり、表音依存度が低く、自立的なリバース・スピーチになるほど、その発言者の本音となる感情が無意識のうちにリバース・スピーチとして生成されてしまうのです。

優秀な歌手ほど、歌詞の内容に深く感情移入を行います。その結果、その歌詞の内容(歌手の心理)を反映・補完するようなリバース・スピーチが現れるのです。

因みに、リバース・スピーチは逆再生した歌声だけから聞こえるものではなく、通常の会話やスピーチからも幅広く現れます。そして、研究を続けたオーツ氏は人のスピーチに関して次のような結論を下しました。

  • 人のスピーチは、少なくとも二つの独立した、しかし補完的な機能とモードを持つ。
  • スピーチの二つのモードである「通常再生=表のモード」と「逆再生=裏のモード」は、互いに補いあって一つとなり、依存しあっている。
  • 裏のモードは表のモードの前に生成される。


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